うちの犬の耳は、綺麗だから大丈夫!
獣医さんにも、診察してもらってるし!耳掃除もしてる!ナンテ思ってませんか?

耳の悪い犬の特徴
①耳を嗅ぐと臭い
②首の辺りを、後ろ足でかく
③手をなめる
④首をふる
⑤涙焼け、目やにが出る

これって、犬の普通の動作だと思っていませんか?
当院で、歯科や他の手術などで麻酔をかけて、耳をビデオオトスコープで検査すると、なんと犬の8割は耳が悪い感じなのです。 
私も2013年からこの検査&治療をスタートして、一番ビックリしたことでした。
最近では、麻酔した犬猫の飼い主さん皆さんに、一度は診てみませんか、とオススメしています。
この、ワンちゃんは私の歯科のセミナーに来て下さって、耳は見た目とっても綺麗にしてある、普通のプードルさんでした。

3歳のプードルさんが歯科の治療に来院された時に、同時に
の検診をされました。するとなんと鼓膜周辺が耳垢がいっぱい!

耳の耳垢を検査センターで調べてみると、数種の細菌とカビの一種のマラセチアが検出されました。

幸い歯は歯肉炎で、治療で改善しました!セーフです。飼い主さんがビックリされたのが
まさかの耳の汚さでした!
外から見ると とっても綺麗!

これは きちんと治さなければ!で一週間おきぐらいに
耳のビデオスコープ治療をすると 耳もどんどん綺麗になっていきましたが、なんとなんと涙やけも顔からの臭いもどんどん良くなったと喜んで下さいました!

今回 カビの一種のマラセチアが出ていたこともあり食物アレルギーの可能性も考え
アレルギーの血液検査を実施しました。

食物アレルギーには 獣医アトピーアレルギー免疫学会では
①、IgEが関与するタイプと②リンパ球が関与するタイプがあると習います。

犬の場合は食物アレルギーの8割がリンパ球関連タイプと私は所属している獣医アトピーアレルギー免疫学会では教わりました。

そうなるとIgE検査だけでは、すべてのアレルギー症例を見つけることができません。
リンパ球関連タイプを調べられるのは 動物アレルギー検査センターのアレルギー検査えだけなので、私はここの検査センターのみ利用しています

http://www.aacl.co.jp/inspection/lymphocyte.html

私が20年前歯の治療だけをしていた時、歯周病を治すと涙やけが治る皮膚がきれいになると飼い主さんによく言われることも多く、それならもっと勉強しようと獣医皮膚病学会や獣医アレルギーアトピー免疫学会に入って勉強しようと思ったきっかけでした。

涙やけはマイボーム腺の分泌不全であるとか涙管の閉鎖などがよく言われます。
また食物アレルギーも目が痒くなくても炎症として涙やけが出るとも言われています。

今回は除去食も効果がでているのかもしれませんが、当院の飼い主さんは 涙やけや目ヤニがでだすと 歯や耳のビデオオトスコープをそろそろやろうかな?と言われる方もおられる
のも普通になっています。

以上のことは”病巣感染””という考え方を知れば、納得できることです。これはアメリカのフランクビリングスが唱え始めた考え方です。

身体のどこかに感染病巣(原病巣)があり、それが原因となり原病巣とは関係のない遠くの諸臓器に反応性の症状、いわゆる2次疾患を示すと病巣感染は定義されています
 この場合だと歯肉炎や耳の感染があることによって、この場合だと涙やけがおきていた可能性があります。

今回車で2時間以上かかる遠くから歯科と耳の治療に来てくださったプードルさんはトリマーさんが主催してくださったセミナーの生徒さんでした。

きっかけは当院にトリマーのお仕事をされているプードルの飼い主さんが歯科治療にご来院してくださったことでした。

◎兵庫県の上郡郡というところのトリミングサロン プリンセスさんです!
https://ameblo.jp/hime20050802/

トリミングにこられている飼い主さん達にも正しい犬の歯の知識を持っていただきたいとのご要望があり、
飼い主さんとトリマーさん向けの歯科セミナーを開催させて頂きました。
その時にすこしだけ 耳のお話しもさせていただきました。

その時に来て下さった飼い主さんのプードルさんが
歯石がついて歯が茶色になり
心配だということで治療に来られ、耳もついでにみてみようということになったのが
きっかけです。

歯周病の検査も耳のビデオスコープによる鼓膜検査も、どちらも麻酔をかけないと
発見できないことです。
そして酷くなるまで 外から判らないのと 歯科は獣医大学で授業も基本ないので基本検査道具の歯科レントゲンが日本の動物病院のは約800台の普及率であり耳のビデオスコープは知られておらずもっと少ない為 歯科は歯石取り 耳は耳ぞうじ検査せずに 点耳薬か耳が悪いと分からない場合はステロイドや新型の痒み止めが投与され.アトピーや食物アレルギーと誤診されていることが多いのではないかと思います.
この画像を見て飼い主様の皆様もし気になるところがあれば是非ご相談ください.
電話相談も受けつけております.
詳しくは当院のホームページからブログをごらんください。

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